神戸牛・黒毛和牛すきやき

神戸で生まれた新たなブランド 神戸ワインビーフ

神戸ワインビーフとは

1. 神戸の名産『神戸ワイン』『黒毛和牛』のコラボレーション

この斬新な試みから生まれた新しい味が「神戸ワインビーフ」です。
最大の特長は、神戸ワインの製造時に出る「ぶどうの搾りかす」を食べ育った牛ということ。
神戸ワインといえば神戸育ちのぶどうからできる爽やかな口あたりが人気の ワインですが、その搾りかすにもポリフェノールがたっぷり含まれており、 発酵した乳酸菌、皮に含まれる豊富な食物繊維は食べた牛の食欲を増進させ 健やかに育ちます。

  • 神戸ワインと黒毛和牛
  • 黒毛和牛

2. 神戸ワインビーフの誕生秘話

ぶどう自体が人間の口に入るものですから、その絞りかすも安全では ありますが、これまで使い道が限定されていましたので大量の搾りかすが 廃棄されてきたのです。

「この搾りかすを、牛の飼料に生まれかわらせることはできないだろうか」
と考えたのが、兵庫県内の食肉関連企業でした。実現すれば、エコフィード として再利用し、資源の有効活用と飼料自給率向上を可能にし、さらに搾りかすには抗酸化成分であるポリフェノールが含まれているので、牛の健康増進に役立ち生育に良い影響を与えます。
安全安心なブドウの搾りかすを再活用し、美味しい国産黒毛和牛をお届けしたいという思いが、神戸ワインビーフという新ブランドを生んだのです。

  • ブドウ
  • ブドウの搾りかす

ぶどうの搾りカスから飼料ができるまで

  • 一次処理ぶどうのしぼりカスの発酵

    ワイナリーにて発生したぶどうの搾りカスを品質劣化(腐敗)を防ぎながら、発酵を促します。

    神戸ワインの絞りカスから飼料への製造工程 一次処理ぶどうのカズの発酵

  • 二次処理ぶどうの搾りカスの保存

    発酵したぶどうの搾りカスの長期保存を可能にするため、他の醸造醗酵食品から得られる醗酵エキスを添加します。

    神戸ワインの絞りカスから飼料への製造工程 二次処理ぶどうの搾りカスの保存

  • 三次処理飼料との混合

    ぶどうの搾りカスを資料に混合することにより、生産現場(牧場)での流通や腐敗を防ぐことが可能になります。

    神戸ワインの絞りカスから飼料への製造工程 三次処理飼料との混合

3. 2つの牧場でのみ肥育される神戸ワインビーフ

兵庫県内の澄んだ空気と清らかな地下水に恵まれ牛の肥育には 最適な土地に、氷上牧場・夢前牧場があり、神戸ワインビーフはこの2つの牧場でのみ育てられています。
豊かな自然に囲まれ、おが屑や戻し堆肥が敷き詰められた牛舎には発酵菌が 発生し、害虫が発生しないよう清潔で牛のストレスを軽減する工夫が されています。飼料はぶどうの搾りかすを利用したものに加え、「自家配合飼料」を与えています。
肉の風味をよくするサトウキビやビールのかす、ナップ菌(納豆菌)などの 原料を、自家配合し、牧草などとともに組み合わせて与えることで、 牛の栄養バランスや味、安全性を向上させることができます。
安全な飼料とミネラルたっぷりの地下水そして卓越した肥育技術をもつ 畜産者が牛に愛情を込めて育てています。

  • 氷上牧場
  • 畜産者